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歩けば見つかる小さな歴史 ホーム »2014年08月04日
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ちょうちん屋の恋・・・鎌倉建長寺  

lvDWYsrbqOYTDZ41407145185_1407145193.jpg建長寺山門

建長寺の前に一軒の提灯屋(ちょうちんや)がありました。
あるとき、寺の注文の提灯を作り、それを山門に掛けて灯を入れて、自分の仕事の出来ばえを、ためつすかしつ、ほれぼれと眺めていました。そして我ながら感動を覚えました。
提灯屋は、そうこうしているうちに、その光の中に一人の天女の姿が目にとまりました。その天女は、雲の中に裳裾(もすそ)をひるがえして、あたりの闇から抜きん出て、まるで夕闇の中に咲いた芙蓉(ふよう)の花のように、大変に清らかで美しかったのです。
提灯屋は、その天女の美しさに魅せられて、ぼんやりとそこに立ちすくんでしまいました。
家では息子が寺に行ったまま帰ってこないので、心配して家人を見に行かせると、この有様です。
家人はどうにか息子を連れ戻しましたが、それから息子は、仕事も手につかず、毎日山門の下に立っては深い吐息をつくばかりです。
彼は、とうとう天女に恋をしたのです。
提灯屋は、近代には珍しい恋わずらいになり、お決まりの床についてしまいました。
もうこうなっては草津の湯でも、お医様の薬でもだめです。
医者は見離し、家人もあきらめました。
こうしたある夜、死を待つばかりの彼の枕元で、彼を呼ぶ声がします。
それと同時に、良い香りが部屋の中に立ち込めたと思うと、あの欄間の天女が、彼の枕元に坐って心配そうに見つめながら、小さな壷の水を男に飲ませました。
その水が彼の咽喉(のど)を通ると、なんとも言えぬさわやかな気分が、スーッと男の全身に広がりました。
天女は、私はあなたの心根にほだされてまいりました、と云って、あの美しい顔を赤らめて、彼の手を固く固く握り締めました。
男は、涙を流して喜びました。
それから、毎夜、天女はかれを訪ねて参ります。
男は夢のような楽しい日が続きました。
ところがある夜、天女はあの美しい瞳に涙をたたえて、こう云うのです。
私は、とうとう俗世と縁が切れる日がまいりました。今宵限りで、もうあなたとはお別れになるのです、と云うと、男は驚き悲しみ、天女の裾にすがって、どうかわたしと別れないでくださいと懇願しました。天女は、ただ悲しげに頭を振るばかりです。
それから男は、毎日悲しんで」、ありし日のことを思い出しては山門の天女を見に行きました。
そして天女を見て、男ははっと声を呑みました。
山門の天女は、元は稚児髷(ちごまげ)を結ってましたが、今は大人の髪形に変わっていたのです。
男はこれを見ると悟ることがあって、頭を丸めて庵(いおり)を結び、その生涯を山門近くにおくったといいます。

出典 鎌倉案内(鎌倉の昔話) 小澤 彰

建長寺については鎌倉五山建長寺をクリックしてください。



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category: 鎌倉市

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