FC2ブログ
歩けば見つかる小さな歴史 ホーム » 三浦市 »待てど暮らせど・・・・

[PR]ウィルス感染注意

今すぐ↓クリックして早めに予防を。 30日間無料体験できます。

楽天市場

忍者キャンペーン

待てど暮らせど・・・・  

夫婦岩
剣崎灯台の下に右側に大きく、左側にやや小さい岩がある。これを夫婦岩と呼んでいる昔、この岩の近くに与作という漁師が住んでいた。早くに父を失い、自分の腕一つで舟を漕ぎ出しては魚をとって老いた母を養っていた。
与作は三年に一回夏祭りの頃になると紀州(和歌山県)から海を越えてあめ売りにやってくる少女のおまんを見初めた。あめは漁師が海に出るときに疲労回復のために必要なものでかなり売れ行きは良かった。
明日はおまんが郷里へ帰るという前の日に与作は浜でゆっくりとおまんと話し合い、やがては結婚することを約束しあった。
次の日の朝早く、おまんを乗せた舟は剣崎を去っていった。与作は岬に立って舟の姿が見えなくなるまで見送った。
三年の後おまんは父母に付き添われてふたたび剣崎にやってくる。
与作はおまんの晴れ姿を心待ちにしていた。
与作とおまんのロマンは浜中に知れて、浜の人たちも三年後の喜びを自分のことのように喜んでその日を待つことになった。
与作は夢中になって働いた。一年が過ぎ二年が過ぎた。
約束の三年目がやってきて冬が去り、桜の花の咲く春になった。おまんを待つ思いはつのり、おまんに焦がれ、それに加えてはげしい労働のために与作はやせこけていった。
夏祭りが近づいてくる。与作は仕事のことも忘れて毎日物見の岬に出て、おまんを乗せた舟の来るのを待った。
祭りも終わり、秋が過ぎ冬がやってきて冷たい海風がふきはじめた。
長く長く思われた月日であった。
おまんを乗せた舟はついにやってこなかった。
与作の体はすっかり衰えて、ついにおまんの名を呼んで海に身を投げてしまった。
おまんを乗せた舟は、夏の祭りに間に合うよう三河湾を過ぎ、遠州灘に入っていた。おまんは富士山をはっきり見、伊豆の山並み眺めながら、剣崎に待つ与作をしのんで長かった三年の月日を振り返っていた。ところがその晩、にわかに空がかきくもり荒波が立って風が帆柱を吹き飛ばして木の葉のように揺れた舟は海の底に飲み込まれてしまった。
おまんは来なかった。
それから何ヶ月かたった。
剣崎におまんの死が風のたよりに知らされた。
悲しい出来事を伝え聞いた村人達は丘の一つに与作の死体を、もう一つの丘におまんの残した髪の毛をうめて、夫婦岩と呼んで縁結びさせ、弔ったという。
出典 「三浦半島の民話と伝説」 菊池幸彦著



powered by 地図Z

スポンサーサイト



category: 三浦市

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://sgo0213.blog.fc2.com/tb.php/278-a75f8205
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

コメント・メールお待ちしています。

セブンフリーエリア

自宅で注文、お店で受け取り

セブンネット検索

フリーエリアセブン

このブログのQRコード

健康BMI

カテゴリ

貧血防止に

やわた

カラミーショップ

愛犬用のサプリメント

タニタのグッズ

早いもの勝ち

あなたの口臭大丈夫?

家族葬儀のご提案

フリーエリア

フリーエリア

カード作るなら楽天におまかせ

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

メールはこちらから

▲ Pagetop